鹿児島市議会議員定数 条例改正 議員定数削減についての経過
鹿児島市議会議員選挙の選挙公報が配布されております。
それぞれ現職・新人が自分の考え方について書いてありますが、私が議案作成し提案した議員定数の条例改正の件について、詳細に説明が出来ておりませんので、その経過の記事をまとめておきたいと思います。
鹿児島市議会においては、10年に渡り議員定数について議論を重ねてきておりましたが、結論が出ていない状況でした。
私は、単純なポピュリズムで議員定数を削減してはならないという考え方でしたので、積算の根拠なく議員定数を削減することには反対でした。
しかしながら、直近の国勢調査における鹿児島市の人口は599,814人と既に60万人を割り込んでいることが判明。この人口減少のスピードは予想以上に早く、本市が平成27年12月に策定した「鹿児島市まち・ひと・しごと創生人口ビジョン」において、2020年に約60万人としていた人口も、既に現在の人口が60万人を割り込んでおり、予想を上回るスピードで人口減少が進んでいることがみてとれます。
加えて、国立社会保障・人口問題研究所の将来人口推計では、本市の人口は2040年に約52万人、2060年には約41万7千人になると予想されており、将来の人口減少は避けて通ることのできない大きな問題であります。
さらに、少子高齢化が進むことにより、65歳以上の人口比率、いわゆる老年人口比率は2040年において35.4%、2060年では39.5%との推計がなされており、これまでに経験したことのない高齢化に直面することになります。
超高齢化の進行に伴う生産人口の減少が本市の税収減につながるとともに、社会保障費の増大や人口減少に伴う地方交付税の落込み等が、本市財政に大きな影響を与えることは間違いありません。
このような予想される鹿児島市の将来を踏まえ、この「議員定数問題」に終止符を打つことを決意し、議員定数条例の改正に覚悟を持って取り組みました。
私自身、これまでの選挙で、50位・49位・47位と、46位以下での当選が5回中3回あることから、定数を45人にすると60%の確率で落選するわけです。
しかし、将来の鹿児島市を考えた場合、誰かが覚悟を持って取り組まなければこの問題は前に進まないと思い、「覚悟の議案」として自ら議案作成し提案しました。
その経過につきましては、以下の記事をご参照願います。